腰痛を解消するのは簡単です。
やることは2つだけ。
- 腰まわりの筋肉(腰痛筋)を緩める
=リリース - 体幹の筋肉(姿勢筋)を鍛える
=トレーニング
この2つをやれば、腰痛は簡単に解消します。
今回はもう少し詳しく、
- リリース&トレーニングで腰痛が解消する理由
- リリースとは?
- 腰痛筋ってどこの筋肉なのか?
- 筋肉を緩める具体的な方法は?
- トレーニングとは?
- 姿勢筋ってどこの筋肉なのか?
- 筋肉を鍛える具体的な方法は?
この3つについてお話しします。
やるかやらないかはさておき、
「自分で自宅で簡単に腰痛を解消する方法があること」を知っていただけると嬉しいです。
- 腰痛の原因
- 腰痛を解消する方法
- 腰痛の症状・デメリットまとめ
目次
リリース&トレーニングで
腰痛が解消する理由
【リリース】
筋肉を緩める理由とは?
腰痛の原因は「心身の負担」です。
- 悪い姿勢(猫背や反り腰)
- 長時間の同じ姿勢(座りっぱなし、立ちっぱなし)
- 過度のストレス(イライラ、電子機器の利用)
- 内臓への負担(睡眠不足、食べ過ぎ、質の悪い食事)
これらの負担によって、
「腰周辺の筋肉(腰痛筋)が硬直」することで、腰痛を感じます。
だからシンプルに、”腰周辺の筋肉の硬直”を緩めれば、腰痛は解消します。
【トレーニング】
筋肉を鍛える理由
ただ、筋肉を緩めるだけでは腰痛は完璧には解消しません。
なぜなら、
「悪い姿勢&長時間の同じ姿勢」という大元の原因が解決していないから。
(筋肉を緩めて、一時的に姿勢が良くなっても、すぐに元に戻ります)
そこで、トレーニングを行います。
猫背・反り腰・骨盤の歪みなど、腰痛を引き起こす”悪い姿勢”の原因は「筋肉の弱化」です。
- 骨格を支える筋肉が弱いと、骨格が歪む
=姿勢が悪くなる - 筋肉を鍛えて強くすれば、骨格が整う
=姿勢が良くなる
シンプルですよね。
また、筋肉が強くなれば、様々な”負担”にも強くなります。
つまり、
- 長時間の同じ姿勢でも、筋肉が硬直しにくくなる
- ストレスにも強くなる(イライラしにくくなる)
- 内臓の機能が向上する(骨格が整い、内臓が正常な位置に戻るため)
- 食事や睡眠の乱れが整う(自律神経の乱れが整うため)
といった効果が得られるということ。
(これは、実際に筋トレをすればわかります。トレーニングの効果、すごいんです)
ここまでを簡単にまとめると、
「筋肉を緩めれば、腰痛は解消する」
「筋肉を鍛えれば、腰痛になりにくい体を作れる」
ということですね。
リリース&トレーニング=筋肉を緩めて、鍛えれば、腰痛は解消する
ここからは具体的に、腰痛を解消する方法
=【腰痛解消リリース&トレーニング】について解説していきます。
【リリース】
腰痛を解消する方法
腰痛と関連する筋肉を「腰痛筋」と呼ぶことにします。
つまり、
- 腰痛筋が硬直する→腰痛になる
- 腰痛筋を緩める→腰痛が解消する
ということ。
ここでは、
- 腰痛筋とは?(どこの筋肉を緩めればいいのか?)
- 具体的に緩める方法
の2つを簡単にご紹介します。
腰痛筋とは?
腰痛筋(腰痛を引き起こしている筋肉)は、「腰・お尻・太ももの筋肉」です。
具体的には以下の筋肉たちです。
(特に覚える必要はないので、興味がある方だけご覧ください)
これらを覚えるのは面倒だと思うので、
「腰だけじゃなく
お尻や太ももを緩めると
腰痛が解消しやすい」
とだけ覚えておいてください。
メインとサブの腰痛筋
ちなみに、腰痛筋は、
- メインの腰痛筋
- サブの腰痛筋
の2つに分けられます。
- メインの腰痛筋
- 腰痛を直接的に引き起こす筋肉
- 脊柱起立筋・腰方形筋・腸腰筋・大腿筋膜張筋
- サブの腰痛筋
- サブの腰痛筋が硬直すると、メインの腰痛筋が硬直する
- お尻・太ももの筋肉たち
つまり、
「腰痛を解消するために色々するのがメンドくさい!」
という方は、腰と太もも外側(メインの腰痛筋)だけリリースすればいいし、
「メインを緩めても腰痛が解消しない」
「なるべく腰痛になりにくくしたい!」
という方は、腰・お尻・太ももの筋肉全部をリリースしましょう。
まずは、腰の筋肉を緩めることから始めてみましょう
腰痛筋を緩める具体的な方法
リリース=筋肉を緩める方法は大きく分けて3つあります。
- マッサージ
- ストレッチ
- エクササイズ
ざっくりとご紹介しましょう。
- 筋肉をほぐして緩める
- フォームローラー、ボールマッサージ、ハンドマッサージを行う
- 筋肉を伸ばして(または縮めて)緩める
- ストレッチ、ヨガを行う
- 筋肉を動かして緩める
- 太陽礼拝(ヨガ)、ラジオ体操を行う
「なぜ3つも筋肉を緩める方法があるのか?」というと、「硬直の仕方が様々だから」です。
- ピンポイントで硬直した「コリ」
- 広い面で硬直した「ハリ」
- 縮んで硬直した「短縮型硬直」
- 伸びて硬直した「伸張型硬直」
- 神経伝達が鈍くなっている「不活性型硬直」
例えば、
「ストレッチをしても解消しなかった腰痛が、マッサージで解消した」
「マッサージ屋さんへ行っても解消しなかった腰痛が、ジムで体を動かしたら解消した」
ということがあるのは、このため。
なので、
- ピンポイントの硬直は
→ボール&ハンドマッサージで緩める - 広い面の硬直は
→フォームローラーで緩める - 縮んだ硬直は
→伸ばして緩める - 伸びた硬直は
→縮めて緩める - 不活性化した硬直は
→動かして緩める
といった感じで、筋肉の硬直の仕方に合わせて緩める。
そうすれば、下手にマッサージ屋さんや整体院へ行くよりも、よっぽど腰が楽になります。
まずは、一番簡単にできるリリースから試してみて
自分に合ったリリースの方法は実際にやってみないとわからないので、ここでは、
「色んな方法で緩めると、腰痛が解消しやすい」
とだけ覚えておきましょう。
【トレーニング】
腰痛になりにくい体を作る方法
リリースだけでも腰痛を解消できますし、
リリースを習慣化できれば、腰痛になりにくくなります。
だから、絶対的にトレーニングをしたくない人は、リリースだけでも大丈夫。
ただ、慢性腰痛の人の多くは「姿勢筋が弱化」しています。
つまり、姿勢筋が弱化して、
- 姿勢が悪くなる(猫背や反り腰になる)
- 長時間同じ姿勢でいると、すぐ腰が硬くなる
という風に、「腰痛になりやすい体」になっているということ。
逆に、腰痛解消トレーニングをすれば、
- 姿勢が改善する
- 骨盤の歪みが改善する
- 同じ姿勢でいても腰が痛くなりにくい(硬くなりにくい)
という風に、「腰痛になりにくい体」を作ることができます。
筋肉を鍛えれば腰痛になりにくくなる
そんなわけで、
「トレーニングでもなんでもするから
腰痛になりにくい体を作りたい!」
という方は、トレーニングを行いましょう。
腰痛解消トレーニングのやり方
腰痛になりにくい体を作るためには、姿勢筋を鍛えましょう。
- 首の前後の筋肉
- 体幹の筋肉(腹筋群・背筋群)*
- 股関節の筋肉(腸腰筋・臀筋群)*
- 太ももの筋肉(大腿四頭筋・ハム)*
- ふくらはぎの筋肉(前脛骨筋・下腿三頭筋)
*マークは腰痛解消トレーニングで鍛える筋肉たち
具体的には、以下の7つのトレーニングを組み合わせて、姿勢筋を鍛えます。
- 腹筋トレーニング(クランチ系)*
- 背筋トレーニング(バック系)*
- 脇腹トレーニング(サイド系)*
- お尻トレーニング(ヒップ系)
- 胸筋トレーニング(プッシュアップ)
- 体幹トレーニング(プランク系)
- 体幹・下半身トレーニング(スクワット)
*マークは腰痛を解消するために特に行いたいトレーニング
正直、僕もトレーニングは苦手だし、できればやりたくないと思ってました。
だってキツいから。
でも、実際にやってみると簡単でした。
最初は腹筋10回から始めて、徐々に回数やメニューを増やしていく。
そうして、トレーニングを習慣化してから、
長時間座っていても腰痛にならなくなったんです。
加えて、腰痛が解消する以外にも、
- 姿勢が良くなる
- 肩こりや冷えなどが解消する
- 疲れにくくなる
といった効果も得られます。
腰痛が解消する以外にも、筋肉を鍛えることで様々な恩恵が受けられるんです
ここでは簡単に、
「トレーニングで腰痛がちゃんと解消すれば
人生がすごく快適になる!」
とだけ覚えておいてください。
4. まとめ
腰痛を解消する方法
腰痛を解消するには、2つのステージがあります。
- リリース=腰痛筋を緩める
- 腰、お尻、太ももの筋肉を緩める
- マッサージ、ストレッチ、エクササイズで緩める
- →腰痛が解消する
- トレーニング=姿勢筋を鍛える
- お腹、背中、股関節、太ももの筋肉を鍛える
- →腰痛になりにくくなる
つまり、「筋肉を緩めて、鍛えれば腰痛は解消する」ということ。
色々やるのが面倒な方は、まずは読むだけでもいいです。
様々な腰痛解消法をご紹介するので、その中でやれそうなリリトレがあれば、やってみてください。
「フォームローラーを買って、腰をゴロゴロほぐしてみよう」
「座ったまま、バンザイストレッチをしよう」
「寝る前にチャイルドポーズをやろう」
こんな感じでちょこちょこやっていると、いつの間にか腰痛が解消しています。
ちょろいです。
どうしても難しい場合は、僕がフォローします。
次回からは、【腰痛解消リリトレ】=腰痛を解消する具体的な方法をご紹介していきます。
あなたの腰痛が解消しますように。