姿勢に良いも悪いもない【セルフケア論#17】

姿勢に良いも悪いもない【セルフケア論#17】

 

リリトレでは便宜上、以下のように良い姿勢と悪い姿勢を区別しています。

 

  • 良い姿勢
    体への負担が少なく、見た目が美しい姿勢
  • 悪い姿勢
    体への負担が大きく、見た目が醜い姿勢

 

西洋医学的には、良い姿勢(体への負担が少ない姿勢)=「ニュートラルポジション」と呼ばれ、細かい基準も決められています。

 

「横からは見た時は、耳の穴・肩関節・大転子・膝の少し前・外くるぶしの少し前が一直線になっている」

「前から見た時は、眉間・胸骨・恥骨が一直線になっている」

というふうに。

(ニュートラルポジションの解説はまた別の機会に)

 

ただ個人的には、

「姿勢に良いも悪いもない」

と思っています。

 

なぜなら、姿勢は、

  1. 環境
  2. 感情

の2つによって、変化するものだから。

 

例えば、「パソコンを使っている時」。

  • 腕を前に出していると→背中が丸まりやすい
  • 集中して画面を見ると→頭が前に出やすい

というのは、とても自然なこと。

 

また、「ノートパソコンを使っている時」なら、

  • 目線(顔)が下を向くから→背中が丸まりやすい
  • 背中を丸めることで→目線を低くする

というふうに、環境に合わせて姿勢は変化します。

 

もちろん、パソコンをする環境を整えてあげれば、自然に良い姿勢を保つことができるかもしれません。

 

  • 椅子に浅く腰掛けて
  • 膝と股関節の角度は90度を保ち
  • 足裏は床にしっかりと接地して
  • 上腕は胴体沿いにあり
  • 肘の角度が90度で保てる位置にキーボードがあり
  • 背筋をすらっと伸ばした時の目線の高さ〜少し下に画面があり

というふうに。

 

ただそれでも、長時間パソコンをしていたり、体幹の筋力が弱かったら、良い姿勢を保つための筋肉が疲弊するので、
背もたれにもたれて、背中を丸めたくなります。

「良い姿勢」は「楽な姿勢」ではなく「体への負担が少ない姿勢」だから。

(逆に「楽な姿勢」は「体への負担が大きい姿勢」にもなるのですが)

 

でも、これはこれで良いと思うのです。

何かに集中している時は、背中が丸まっていてもいい

集中して仕事をしつつ、さらに良い姿勢も意識するなんて、大変じゃないですか。

 

細かい作業をする職人さんをイメージしてみてください。

きっとその職人さんの背中は丸まっていると思います

その方が自然だし、集中できるし、良い仕事もできると思うのです。

 

だから、姿勢に良いも悪いもない。

 

仮に「良い姿勢」というものがあるのなら、

背中が丸まっている姿勢
| |
(仕事に集中できる)良い姿勢

というふうに、良い姿勢は環境によって変化するものだと思うのです。

 

ただ、いくら仕事に集中できるからといって、ずっと背中を丸めていては、腰が痛くなったり、首肩がこるのも事実です。

(実は、「腰が痛くならない猫背のやり方」というものもあるのですが、それはまた別の機会に解説します)

 

だから個人的に、健康を保つには、「使い分け」と「セルフケア」が重要だと思います。

 

つまり、

  1. 基本的には、良い姿勢の意識を保つ
  2. 仕事に集中する時は、潔く背中を丸める(一番、仕事に集中できる姿勢になる)
  3. 背中を丸めた分、あとでセルフケアをしっかりする

という感じ。

 

これは、僕が意識していることでもあります。

 

  1. スマホやパソコンを使うときは
    →良い姿勢を意識しつつ
    →集中して書くときは、姿勢は意識しない
    (あえて背中を丸めることもある)
    →合間にストレッチをして緩める
  2. 施術をするときは
    →揉みほぐしを行うときは、背中を丸めて脱力して行う
    →パーソナルストレッチを行うときは、良い姿勢で脱力して行う
    →施術前後にはストレッチをして緩める

 

背中が丸まりやすい環境や何かに集中したい時にまで、形だけの「良い姿勢」を意識する必要はないと思うのです。

 

あえて背中を丸めた方が、機能的に体を使えることもあります。

職人さんが集中している時は、背中が丸まっていても美しいです。

 

環境に合わせて、良い姿勢と悪い姿勢(丸まった姿勢)を使い分けつつ、水分補給をするようにセルフケアをする

そんなふうに、姿勢とうまく付き合いたいものです。




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